当院ブログ
歯ブラシだけでは磨けない場所がある?
敵は歯と歯のあいだ、そして歯の根元まわりにあり
歯ブラシだけでは磨ききれない場所がある
歯みがきは1日2回、最近では3回以上している方も増えてきました。
ですが、デンタルフロスや歯間ブラシを日常的に利用している方は少数派。
厚生労働省やライオンの調査によれば、3割程度です。
しかし、どんなに丁寧に上手に歯みがきが出来る方でも、歯ブラシ一本でお口を清潔に
保つことは不可能です。
虫歯や歯周病は、歯の表面に付着したプラーク(歯垢、細菌のかたまり)が原因で起きますが、歯ブラシだけではほぼ絶対に磨ききれない場所があるのです。
そうした場所に日常的にプラークが溜まっていると、定期的に歯科医院にチェックと
クリーニングに通っていたとしても、そこから虫歯や歯周病になってしまいます。
歯ブラシの通らない「コンタクトポイント」
歯ブラシでは磨ききれない場所の1つ目は、歯と歯の接する「コンタクトポイント」です。
2本の歯がぴったりくっついて生えているとき、歯がぶつかっているところです。
ここに溜まったプラークは、フロスでないと取り除けません。
歯ブラシが当たりにくい「歯の根元まわり」
歯ブラシで磨ききれない場所の2つ目は歯が隣り合ったところの「歯の根元まわり」です。
上の歯も下の歯も根元まわりには歯ブラシは当たりにくく、溜まったプラークはやがて時間とともに病原性を増し、歯周病の原因となります。
特に歯の裏側の場合、表側よりもいっそう歯ブラシが届きにくいです。
ここに溜まったプラークを取り除くには、フロスや歯間ブラシを根元まわりに沿うように当ててから、磨く必要があります。