当院ブログ
インプラント歯周病ってどんなの??
インプラント歯周病ってどんなの??
Qインプラントって歯周病になるんですね。人工歯は病気にならないと思ってました。
病気になるとインプラントはどうなりますか?
A最初は歯茎から血が出たりする程度ですが、放っておくと膿が出たり噛んだ時に違和感が生じ、ついにはインプラントがグラグラし始めます。こうなると治すのは不可能なので早期発見が大変重要です。
インプラントは人工歯。手術が成功しインプラント体が歯槽骨とガッチリ結合すれば、
あとは病気の心配はないように思われがちです。ところが、むしろインプラントのほうが、
天然歯よりも歯槽骨を守るための防御機構が弱く、歯周病に弱いのです。
インプラントの歯周病は、天然歯の歯周病と同じく、まず歯ぐきの腫れからはじまり、
歯ぐきの溝に溜まったプラークに棲む細菌が悪さをするのです。
天然市と同様に、自覚症状はないですが、フロスや歯間ブラシを使うと血がつくのですぐに分かります。
実はこの時点で歯科医院で検査を受け、プロのクリーニングで徹底的にきれいにし
セルフケアを改善すれば、歯ぐきは元通り、スッキリと治ります。
ところが怖いのは、ここからです。
忙しいし、痛くないから、とつい歯科医院には行かず、セルフケア改善しないでいると、
歯ぐきの炎症はさらに広がっていきます。
いったん細菌が侵入すると、防御機構が弱い分、歯槽骨の炎症が進みやすく、歯槽骨と
インプラントの結合が破壊されてしまいます。
インプラントを歯周病から守るには、普段のセルフケアを丁寧にすること。
そして、歯間ブラシやフロスを使っていて血が付いたら、すぐに歯科医院で見てもらうことです。
歯ぐきが教えてくれる最初のエラーメッセージを見落とさないようにしましょう!