その飲料、砂糖は何個分?飲み物別の砂糖量とむし歯予防のコツ|菅原歯科医院|さいたま市浦和区の歯科医院

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その飲料、砂糖は何個分?飲み物別の砂糖量とむし歯予防のコツ

こんにちは!さいたま市浦和区にある菅原歯科医院です。


普段何気なく飲んでいる清涼飲料水や缶コーヒー。暑い日や仕事の合間、スポーツの後に飲むとすっきりして美味しいですよね。

しかし、ひとつ注意していただきたい点があります。それは「飲み物に含まれる大量の砂糖」です💦


お菓子やスイーツに含まれる砂糖には警戒していても、液体として口にする飲み物の砂糖量は見落とされがちです。
今回は、身近な飲み物にどれくらいの砂糖が含まれているのかを比較しながら、むし歯を防ぐための正しい飲み方のコツについて詳しく解説していきます。

 

1. WHOが推奨する1日の砂糖摂取目標

世界保健機関(WHO)のガイドラインでは、大人の1日の砂糖(遊離糖類)摂取量を「総エネルギー摂取量の5%未満(約25g)」に抑えることが望ましいとされています。

角砂糖(1個=約3g〜4g)に換算すると、1日あたり約6〜8個分が上限の目安です。

では、私たちが普段口にしている清涼飲料水には、どれくらいの砂糖が入っているのでしょうか。具体的に見ていきましょう。

 

2. 【飲み物別】含まれる砂糖の量一覧

一般的な飲料(500mlペットボトルや缶)に含まれる砂糖の量を、角砂糖(1個=4g換算)の個数に置き換えて比較します。

意外と知らないポイント

 

  • スポーツドリンクでも角砂糖10個分:健康的なイメージがあるスポーツ飲料ですが、実は1本飲むだけでWHOの推奨上限(25g)を超えてしまいます。

  • フレーバーウォーターの落とし穴:「見た目が透明で水に近いから安心」と思いがちですが、実際にはジュース並みの砂糖が含まれている製品が多く存在します。

  • 100%果汁ジュース:果物由来の果糖が含まれるため、糖質量としては炭酸飲料と同等に高くなります。

ペットボトル1本を飲み干すだけで、1日の目標量を大きくオーバーしてしまうことが分かります。

 

3. なぜ砂糖が多い飲み物は「むし歯」になりやすいのか?

むし歯の原因菌は、私たちが口にした砂糖を餌にして「酸」を作り出します。この酸によって歯の表面(エナメル質)からカルシウムやリンが溶け出す現象を「脱灰(だっかい)」と呼びます。

通常、お口の中は唾液によって中性に戻り、ダメージを受けた歯が修復されます。しかし、甘い飲み物を習慣的に飲むことで、以下のようなリスクが高まります。

  1. お口の中が常に「酸性」になる

    お口の中のpHが5.5以下になると脱灰が始まります。砂糖入りのドリンクをチビチビと時間をかけて飲んでいると、口内が常に酸性に傾いたままになり、再石灰化が追いつかなくなります。

     

  2. 液体のため歯の隙間に浸透しやすい

    液体は歯と歯の間や、奥歯の細かい溝、詰め物・被せ物のすき間まで行き渡りやすいため、固形のお菓子以上にむし歯リスクを高めることがあります。

     

4. 歯科医師が教える!むし歯を防ぐ「賢い飲み方」4選

「砂糖が入った飲み物を絶対に飲んではいけない」というわけではありません。飲むタイミングや工夫次第で、お口への影響を最小限に抑えることができます。

 

① ダラダラ飲みをやめる

一番危険なのは、仕事や勉強中にペットボトルを横に置き、何時間もかけて少しずつ飲み続ける「ダラダラ飲み」です。おやつや食事の時間に合わせて一気に飲みきり、だらだら口に残さない工夫をしましょう。

② 飲んだ後は「水」で口をゆすぐ

甘いジュースやスポーツ飲料を飲んだ後、すぐに歯磨きができないときは、お水やお茶を飲むか、水でブクブクうがいをしましょう。お口の中に残った糖分や酸を流し出すだけでも、むし歯リスクを大きく下げることができます。

 

③ ストローを使って飲む

ストローを使うと、飲み物が前歯や全体に直接触れにくくなります。少しでも歯に触れる時間を減らす工夫として有効です。

 

④ 水・お茶・無糖飲料を基本にする

日常的な水分補給は、水や麦茶、ほうじ茶などの無糖飲料をメインに選びましょう。スポーツ時も、過度な運動でない限りは水で十分なケースが多くあります。


5. 定期検診でむし歯の早期発見・早期予防を

毎日のセルフケアに加えて、歯科医院での定期的なメンテナンス(プロフェッショナルケア)を受けることが大切です。

  • フッ素塗布:歯の質を強くし、酸に負けない歯を作ります。

  • プロによる歯のクリーニング(PMTC):普段の歯磨きでは落としきれない歯石などを除去します。

  • 早期発見:甘い飲み物の影響ででき始めた初期むし歯を、削らずに治療・観察することができます。

    むし歯にならないためにも、日頃からケア出来る所は患者様自身で予防していきましょう!



    院長 菅原知彦