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抜歯前後の注意点
朝晩はだいぶ過ごしやすく感じれるようになりました。
皆さまいかがお過ごしでしょうか。
さて、今回は抜歯前後の注意点についてお話です。
最近の歯科は、よほどの理由がなければ歯を抜きません。
しかし、残念ではありますが、避けられないケースもままあります。
手遅れになったむし歯や歯周病、歯が割れてしまった、隣の歯を傷めている親知らずなど、抜歯には明確な理由があります。
残念ながら抜歯になってしまった場合、その前後で注意していただきたいポイントがいくつかあります。
患者さまのお口とからだを守るためなので、ぜひご協力ください!
~抜歯前の注意点~
◎持病の薬は必ず申告してください!
血液サラサラの薬を飲んでいる方は、抜歯後に血が止まりにくいです。通常より厳重な止血が必要な場合がありますので、
必ず教えてください。
また、骨粗しょう症の薬を飲んでいると、抜歯をしたときあごの骨が壊死してしまう副作用がごくまれに出ます。
場合によっては大学病院を紹介したり、休薬をお願いすることがあります。必ず教えてください。
◎処方された薬はきちんと飲みましょう!
炎症を抑えてから抜歯をするほうが、痛みも出血も減らせます。
事前に歯科から処方されている抗炎症剤などの薬は忘れずに飲んで、できるだけ抜歯前に炎症をおさえましょう。
◎体調管理が大切です!
「歯を抜くくらい…」と考えてはいませんか? 実際には骨がむき出しになる小外科です。
特に親知らずの抜歯では骨を削る場合もあり、キズを治すにはからだの抵抗力が必須です。
寝不足、深酒を避け、体調を整えましょう。
◎予約日にご注意ください!
抜歯後に腫れや痛みが心配になったとき、次の日が休診日で電話がつながらないのは心細いものです。
抜歯の予約は医院の休診日の前日は避け、できれば週の頭の午前に入れるのがおすすめです。
~抜歯後の注意点~
◎ガーゼはきちんと噛みましょう!
傷口をおさえて止血するために、ガーゼは20~30分間しっかり噛みましょう!
血が止まったと自己判断し、半端に止めるのは再出血のもとです。
◎強いうがいはNG!
固まって傷口を守ってくれる血をうがいや舌で触って失うと、骨が露出し、ひどい痛みの原因になります。
水をそっと含み、優しくゆすぐ程度にしましょう。
◎運動、入浴、飲酒はお休みを!
血行がよくなると出血しやすくなります。
激しい運動や飲酒は2~3日我慢しましょう。
当日の入浴は軽いシャワー程度にしましょう。
抜歯は誰にとってもつらいものです。
頭では理解していても、心は不安でいっぱいという方も多くいらっしゃるでしょう。
私たちは、抜歯の前後をしっかりサポートし、患者さまの不安をやわらげることが大切だと考えています。
少しでも不安なこと、疑問に思うことがありましたら、何でもご相談ください!
夏の疲れはこの時分に出やすいとのこと。どうぞお体大切に。