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インプラント治療が終わった後はメンテナンスを受けましょう!②

インプラント治療を受けて快適なお口になったあと、歯科医院の力を借りずにセルフケア(自己流)だけでインプラントを長く守っていくのは、実際のところとても難しいと思います。


なかでも問題になるのが、プラーク歯石です。

これらは、歯磨きをていねいにしていてもついてしまうものです。

歯石に隠れたプラークは、歯ブラシやフロス、歯間ブラシでは決してとれません。

歯石がついていると、どんなにがんばって患者さんがお掃除をしても、炎症の元凶であるプラークを取り除くことができなくなってしまうわけです。


歯石をとって細菌の棲み家を徹底的に破壊しておくと、毎日のセルフケアでプラークを取り除きやすくなり、歯磨き本来の効果が発揮されるようになります。


インプラントを長持ちさせる為に、炎症のコントロールのほかに、『力のコントロール』が必要です。


インプラントを入れる際、違和感なく噛めるように噛み合わせを調整しています。

しかし、噛み合わせというのは、半年くらいすると少しずつ変化してくるものです。

何年も放っておくと、インプラントに噛む力が偏ってかかるようになり、インプラントを損なう原因になるのです。


例えば、上部構造の一部にばかり力がかかっていると、上部構造が欠けたり割れたりしやすくなります。上部構造は交換や修理ができますが、最悪の場合、インプラント体が折れてしまうことすらまれにあります。

また、上部構造の一部にばかり偏った力がかかっていると、テコのような力がインプラントに加わる為、上部構造を留めているネジが緩んだり摩耗したりゆがんだり、セメントが外れる原因になります。

ネジが緩めばパーツとパーツのあいだに隙間ができ、汚れが溜まって炎症のもとになります。歯槽骨に与えるダメージも重大です


違和感がでたり、痛くなってから来るのでは、手遅れになってしまいます。

治療が終わったら、今度は治療ではなく、インプラントを快適に使い続ける為に

歯科医院においでください☆