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根元まわりを清掃するってどういうこと?

根元まわりを清掃するってどういうこと?


◯根元の表面に糸やブラシを当てます


コンタクトポイントの清掃は、単純にフロスを歯と歯のあいだに通せばOKです。

フロスが通しにくい時はワックス付きのフロスが良いでしょう。


歯の根元まわりを清掃するには、フロスならば、コンタクトポイントに通したあとにそのまま根元まわりまでフロスを持っていき、歯肉の溝に糸を優しく少しだけ入れ込んでから、

歯の根元から歯の先端へと繰り返しフロスを動かします。


一方、歯間ブラシならば、歯と歯のあいだに挿し込んだあと、歯の根元の表面にブラシの

毛先が当たるように傾けてから動かします。


◯誤った使い方は歯肉を傷つけるおそれが。


このとき気をつけていただきたいのが、歯と歯のあいだにある「歯間乳頭」を傷つけないようにすることです。


歯間乳頭は、断面でみると凹状に凹んでいて、そこにプラークが溜まりやすい構造になってます。フロスや歯間ブラシを通すことで、このへこみのプラークはある程度落ちるのですが、凹部分の盛り上がった歯肉にフロスや歯間ブラシが直接当たるのが繰り返されると、

歯肉が傷ついて歯と歯のあいだに目立ったすき間(ブラックトライアングル)が生じてしまいます。


では、歯間乳頭を傷つけないように清掃するにはどう動かせばいいのでしょうか。



【デンタルフロス】


歯肉の溝に糸をやさしく入れ込んでから、根元から先端へとフロスを動かして、

根元まわりを磨きます。





【歯間ブラシ】


根元まわりにブラシの毛先が当たるようにします。

隣合う歯の両サイドをみがきます。