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「しみるだけ」と甘く見ないで

Q 甘いものを食べると歯がしみます。

でも我慢できないこともないので

歯医者さんには行ってません。大丈夫ですよね?


A 歯がしみる症状は歯が傷んでるサインのことがあります。

たかがしみるだけと軽視しないで、歯科で診てもらいましょう。


歯周病

歯周病が進行すると、歯の周りの骨が減り、歯ぐきが下がって歯の根の象牙質が露出します。その結果、知覚過敏が起きているケースも多いです。


歯のすり減り

強い力のゴシゴシ磨き、歯ぎしり食いしばりなどが原因で内部の象牙質が剥き出しになり、しみることもあります。


くさび状欠損

強い噛みしめが原因とされ、歯の根元が鋭角に欠け、象牙質が剥き出しになり、しみるケースも。


歯のヒビ割れ

肉眼では見えない歯のヒビ(マイクロクラック)がしみる原因になることも。

マイクロクラックは、放置するとやがてパキッと歯が割れて、歯を失う危険性があります。

歯ぎしりや食いしばりの癖がある方は要注意です。


酸蝕症

酸っぱい飲食物の摂りすぎなどにより歯の表面から溶けていき、象牙質が露出ことで歯がしみる。


再発むし歯

以前に入れた詰め物や被せ物のまわりに虫歯ができて、それがしみることも。



どうして治療に時間がかかる?

知覚過敏の治療は、経過を診つつ段階を追って進むため、「歯医者さんに行けばすぐ治る」

とはならないことが多いです。上記でお話ししたように、虫歯や歯周病、歯のヒビ割れなどがしみる原因になっている可能性もありますので、それらの可能性も考慮しながら治療を進めていきます。