当院ブログ
治療が終わったら歯磨き指導と上部構造の調整を受けましょう!
治療が終わったら歯磨き指導と上部構造の調整を受けましょう!
インプラントによる歯周病の大元の原因は、プラークのなかに潜む細菌です。
インプラントを大切にして長く使うには、インプラント体の周りに付くプラークを
あの手この手で取り除き、炎症が起きないようにしていくことが最も重要です。
まず、最初にぜひお伝えしたいのが、インプラントの治療が成功して歯が入っても、
その時点で歯科医院との付き合いが終わるわけではないということです。
治療終了直後は、実際に使ってみて、どこにプラークが溜まりやすく、
どこが磨きにくいのかを歯科医師や歯科衛生士ともに確かめ、上部構造の形を修正して
解決していくための重要な時期です。
初めに必要なのが、セルフケアをマスターしていただくことです。
「インプラント治療」といってもいろんなタイプがあり、汚れの溜まりやすい場所、
磨きにくい場所も患者さんごとに違います。
どうしたら上手にお掃除できるかを、実際に患者さんにやってみていただきながら探っていく必要があります。
歯科衛生士さんが患者さんに合わせて使いやすい道具を選び、使い方を指導させて頂きますのでぜひ家に帰ってからも練習し、慣れていってください。
また、実際にインプラントを使い始めると、「歯にモノが挟まりやすい」
「歯間が狭すぎて歯間ブラシが入りにくく掃除しづらい」などの不都合が見つかることが
あります。
精密に上部構造を製作しても、使ってみてはじめてわかることもあるので、こうした不都合については、患者さんから使い心地を伺いながら、調整していくことになります。
清掃性の悪い上部構造をそのままにしておくと、のちに禍根を残しますので、上部構造の
形をしっかり調整し、必要に応じて手直しを行います。
インプラントをさせるには、セルフケアのテクニックの向上とセルフケアしやすい環境づくりが欠かせません。
歯科医師、歯科衛生士と一緒に使いやすいインプラントの歯を作り上げていきましょう!✨